David Byron雑考

先週の今頃、Uriah Heep
http://www1.odn.ne.jp/~cam83420/
と縁の深いLucifer's FriendのOFF会
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1958481790&owner_id=561327
があり、ヒープファンの皆さんと飲み会でいろいろとお話をした。

オリジナルメンバーのヴォーカリストDavid Byronは、
1969年の結成からよく声の通るヴォーカリストとして、
私もかなり高い評価な人だったんだけれど、どうやら大酒飲みだったらしく、
先日亡くなったJohn Wettonが参加した"Return to Fantasy"
http://www1.odn.ne.jp/uriahheep/04wetton/return.htm
の頃、レコードではそんなことはなかったんだけれど、
その頃のLiveをつべで観てみると声は出ていない、やる気が感じられない姿に唖然とした。結局John Wettonにサポートしてもらっていたし。
結局その次のアルバム"High and Mighty"(まだ聴いていない)
http://www1.odn.ne.jp/uriahheep/04wetton/04main.htm#HIGH AND MIGHTY
の後、1976年にアル中が原因でクビになった。その後、自分のバンドを率いていたのだけれど、1985年に38歳で肝硬変が原因で死んでしまった。
飲み会では、節度を知らないとか顔がブサイク(オレにはそんなのどうでもいいし)とか、
私の席では評価が低かった。その一方で、リンクを張ったファンページに常駐している人の中にByron信者の人もいる位の人でもある。

今現在もロックミュージシャンがヤク中だったりアル中だったりで身を持ち崩して死ぬ人も多いし、そのために数多くの人(家族だったり、いわゆるステークホルダだったり)が迷惑を蒙る。例えばDavid Byronの奥さんがオジーに対するシャロンみたいなしっかりものだったとすれば、アル中で死ぬ前に病院にぶち込まれただろうし、マネージャと折衝してヒープを去ることもなかったかもしれない。

ロックミュージシャンにも一種の格差があるのだろう。極端な例、Robert Frippなんか自分の資産のこと並びにその運用のことをよくわかっていて、加えて(ここはかなり共感するところなんだけれど(笑))King CrimsonのLiveの記録をしっかり残していて、抜かりない訳ね。多分、酒もたばこも少なくともDisciplineの頃には止めていて健康には気を使っていそうだ。これも歳を重ねる度に学んでいくことなんだろうけれど。かく言う私も、
長年の暴飲暴食の結果、健康診断の度に蒼ざめ、とうとうここ1年位になると酒の量を2杯位で大抵止め、食事の量も抑えめにしている。

ロックミュージシャンがRobert Frippは別としてもある程度の教養、とは違う生きるための知恵や世渡りや、「ヤクはあかんで」を教育する研修機関があればこうした格差も小さくなろうに、と考えもするがそんなのロックじゃない(笑)なんて言い出す人もいるんだろうな。