美術作品を享受すること
私は絵画作品で最初いいなと思ったのは中学の頃のKandinskiだったように思う。色やフォルムが面白いと感じていた。
その後のことは、ここでは略するけれど"現在の"芸術作品にどんなものがあるのかということについて、1980年代末位から貪欲だった。当時は美術手帳や池袋西武にあったArt Vivant(今はNADiff、と言えばいいのか) で探していた。
ただ、人的リソース等の問題もあり、四六時中現代美術の最前線をチェックできていた訳ではなかった。
そうこうしているうちに、何をフォローしても最前線でもないような気になり、きっとクラシック音楽愛好家みたいなかつての私がなりたくない立場の気分で、印象派やシュールレアリスム絵画作品の回顧展等に行っているのだ。
今の私に何の問題があるのだろうか? それを探しているうちに10年が経ちそうだ。
それとは別に、私が特撮作品を観ているのは、総合芸術の1つのあり方として享受しているというのもある。暴太郎戦隊ドンブラザーズの映像、いろいろと新しいのだろうけれど、そこで留まっていいのか?と自問自答している私でもある。